The Number Of The Beast - Covers Series - Ytsejam Records
Iron Maiden's classic album performed in its entirety by Dream Theater on October 24th 2002 in Paris, France.
これヤバいですねー。
Dream Theaterが最近ライブでやってるアルバム再現シリーズの
オフィシャルブートレグ盤。
元はIron MaidenのThe Nuber Of The Beast
ボーカルがポール・ディアノから空飛ぶゴリラこと
ブルース・ディッキンソンに変わった1枚目で
Iron Maidenとしては3枚目のアルバム。
パンク由来だった初期から
表現力豊かなボーカルにフロントマンが変わる事で
その後のメイデンの方向性である
プログレッシブな大曲も要するアルバム構成がここから始まってます。
初っぱなにして名盤。
というアルバムの丸ごとカバーなんですが
ところどころアレンジに工夫をしているところもありますね。
SEがかかったところで
「あれ?これメイデンじゃね?」と観客がざわざわ。
そしてtr.1 "Invaders" ジョン・マイアング(b)が
どういう感じでベース弾いてるのか見てみたいなぁ、ここは。
tr.2 "Children Of the Damned"のイントロなんかは
ピアノではじまることもあって若干ブルージー。
一瞬ガンズかと思いました。
tr.3 "The Prisoner"ではイントロのSEも再現。
しかしこれフランスでのライブ収録らしいんですが
観客もかなりイントロの台詞言ってますねえ。さすがだ。
スペイン収録だったMetallica "Master Of Puppets"の再現ライブも
相当観客が乗ってましたが、ファン層も近いんでしょうね。
ツインギターのメイデンに対してDTはギター+キーボードなので
若干音が薄いなぁと思う部分もあるにはあるんですが
まあなんとかうまくやってますね。
昔同じ構成でメイデンのコピーやったりしてたので感慨深い(笑
しかしなんといってもハイライトはtr.7 "Gangland"ですね。
イントロだけ聞くと全く原曲が想像できないジャジーなアレンジ。
雰囲気としては
An Evening with John Petrucci & Jordan Rudess
John Petrucci / Jordan Rudess
に近い。
これは相当きますよ。
原曲ももちろんかっこいい曲なんですが
全く別もので純粋にいい曲で感動しました。
その後しめの名曲"Hallowed Be Thy Name"
特に4:40あたりから盛り上がってくるところが
原曲もとてもいい場面なんですけど
DTバージョンではギターソロ〜キーボードソロという流れ。
ここのキーボードソロが秀逸。
ジョーダン・ルーデス(kb)なので当たり前ですが全くヘヴィさを損なわない。
そして5:55あたりからのハモリに鳥肌。
ジェイムズ・ラブリエ(vo)の声もメイデンの曲にはばっちりあってるし
パペッツよりいいんじゃないすかこれは!!