えっ? モーニング・ツーが無料になるってどーゆーこと?
聖☆おにいさんも連載されている講談社のモーニング・ツーが
ネットで無料公開するという話。
書店にならぶ最新号の1つ前をブラウザのプラグインを利用して
公開するということなんですけど、これいいですね。
デジカメの話でいうと
Canonはデジカメを売ったあと、プリンターで印刷してもらうのがベスト。
なぜならCanonの事業で一番利益に貢献してるのはプリンターのトナーだから。
Sonyはメモリースティックなり家庭内LANなりで写真(に限らずだけど)を
いろんなところで見てもらいたい。VAIO、BRAVIA、PS3、PSP、ウォークマン等々。
富士フィルムは現像屋さんを使ってほしい。そういう宣伝をしてますよね。
NikonやPENTAXはほぼカメラ専業なので、カメラ単体で勝負しなくちゃいけない。
#光学機器とかレンズとかはあるけどシナジーはない。
というような、
ある事業では利益がでなくても、別の事業で利益を出すために貢献すれば
総合でOKというやり方ですよね。
デジカメが利益でないっていう話ではないですけど。
漫画も雑誌ではもうあまり利益が出せない状況で、
ヒットしたコミックとその先のキャラクター商品・ドラマ化・映画化で
利益をあげる構造に近づいている。とか。
となれば、コミックを買ってもらうための導線は多い方がよくて
むしろ雑誌はもう無料でいいんじゃね?っていう判断ももちろんあり。
ただ、無料ならいいかというとそうじゃないのは
先日失敗した街頭で配る漫画雑誌のケースを見てもわかるとおりで
結局コンテンツに力は必要ですけどね。
#ドラマ化が先であとでコミックが売れるっていうケースもあるけど。
というようなところで上の試みはとても興味深い、というか
正しい方向性なんだろうと思うなぁ。
コミックが収益貢献の主力だということでいえば
Parallelminds | ビッグコミックスピリッツの付録
に書いた、ヤンサンが休刊してスピリッツに連載が異動した時の
スピリッツ増刊号についてた付録も似たようなところがある。
なんでもかんでも抱えてちゃいけないってことだ。
アテンションを得る局面と収益を得る局面のバランス。
とりあえず僕は「変ゼミ」のコミックを買おうと思います!